特別企画 温泉へ行こう in 作者故郷

知佳魅 光留

作者(以下 作) : 本日は遠いところをお出でいただき、ありがとうございます。

京一(以下 京) : 
…自分で強制連行しておいて「お出でいただき」もなにもねェだろうに…。

作 : 何かね京一。せっかく連れてきてやったのにその言いぐさかい?

京 : あたりめェだろッ! 事情も説明しないで、
いきなりこんな辺鄙なところに連れてこさせられた俺らの身にもなってみろッ! なァひーちゃん?

龍麻(以下 龍) : のどかでいいところじゃないか。

京 : …このお気楽野郎…。

小蒔(以下 小) : さっきから何はしゃいでるんだよ京一。
22歳にもなって大人げないぞ。

京 : 俺ははしゃいでねェ!

雄矢(以下 雄) : 落ち着きがないのは相変わらずだな。
中国で何をしてきたんだ?

京 : そろい揃って…(わなわな)

葵(以下 葵) : でも、本当にのどかで良い場所ね。

作 : そう。何せ田舎だから。のどかさだけが売りだからね。

龍 : ところでここはどこなんだ?

作 : よくぞ聞いてくれました。さすが主人公。

龍 : あまり関係がないような気もするが、
とりあえずありがとう。

作 : ここは長野県長野市、中尾山温泉『松仙閣(しょうせんかく)』という温泉旅館だ。

雄 : ほお…。あまり聞き慣れない温泉だな。

小 : ボクも初めて聞いたよ。

作 : ま、そうだろうね。
あえてローカルな温泉を探してきたんだ。同じ県内でも、知らない人が多いんだよここは。

雄 : いわゆる秘湯、というものか。

作 : そんなに大げさじゃないんだけどね。(笑) 
ちなみに中尾山温泉は、
戦国時代川中島の合戦でかの有名な武田信玄が築城した茶臼(ちゃうす)山麓にあって、
武田方武将の湯治場として古くから知られているそうだ。

京 : 俺は知らねェぞ。

作 : お前には聞いてないよ。

京 : くッ…、さっきから俺の扱い酷くないか?

龍 : 京一だし。

小 : 京一だもん。

雄 : 京一だからな。

葵 : 京一君ですもの。

作 : 京一だからこそ。

京 : …何も美里まで言わなくなって良いじゃねェかよ…。
(泣)

作 : そんなことはさておき。
今日はサーノさんのサイト「暴走魔人学園」の100万HITのお祝いと、君達の日頃のねぎらいを兼ねて、温泉でのんびりしてもらおうかと思った次第なのだよ。

龍 : 作者にしては粋な計らいだな。

作 : 龍麻、お前ちっとはサーノさんちのひーちゃんを見習ったらどうだ。

京 : 良いんだよ。サーノさんちはサーノさんち、こっちにはこっち。いいじゃねェか。

龍 : 京一…、お前たまには良いこと言うな。

京 : たまには余計だ。

作 : とにかく、こんなところに突っ立っていても仕方ない。
旅館に入ろうじゃないか。

小 : 賛成ッ! 行こう、葵!

葵 : ええ。どんな温泉があるか楽しみだわ。

雄 : そうと決まれば、早速行こう。

一同 : おー!

(松仙閣玄関前)

小 : へェ…。立派なところだねェ…。

作 : だろう。ローカルでも老舗だ。
そこらの旅館には引けをとらないぞ。

葵 : まあ、綺麗な花。これはリンゴの木かしら?

作 : その通り。
ここの辺りは日本でも有数のリンゴの産地なんだ。
並木にリンゴっていうのも、悪くないだろ?

雄 : なかなか趣があって良いな。

作 : 気に入ってもらえたようだね。
オレも連れてきたかいがあったってモンだ。

京 : ほら、早く中に入ろうぜ!

龍 : やっぱり浮かれてるな、あいつ。

作 : いいんじゃない?

(玄関)

雷人(以下 雷) : よお、龍麻サン達。待ってたぜ。

京 : おお?!

龍 : …雨紋、お前、こんなところで何してるんだよ。

雷 : オレ様だけじゃないぜ。ほら。

(後ろを指す雨紋。そこには共に戦った仲間達の姿が)

小 : わァ、みんな! どうしたの? 元気だった?

雄 : これは驚いた。一体どういういきさつで…。

葵 : もしかして、みんな作者さんが?

作 : そ。お前達だけじゃなくて、
みんなを呼んでおいたんだ。こうやって全員揃うのは初めてなんじゃないか? せっかくの機会だ。
みんなで楽しんでくれ。

龍 : 作者よ…。

作 : なんだ龍麻。

龍 : お前、管理しきれるの?

作 : シャラップ。何とかするからこそ作者なのではないか。

龍 : …不安なんだが。

作 : 言うな。オレだって不安なんだ。

龍 : だったらやるなよ。

作 : 呼んじまった後だ。いまさら遅い。

龍 : …何かあるな、これは。

(1F大広間)

作 : と、言うことで、だ。各自温泉に浸かるもよし、
散歩するもよし、遊んでもよし。楽しんでくれたまえ。

翡翠(以下 翡) : 時に作者。

作 : なんだガメラ。

翡 : ………(怒)

祇孔(以下 祇) : 落ち着け如月。ここにゃあ、
どんな遊び場があるんだよ。

作 : ああ、いちおうカラオケボックスとかあるぞ。

祇 : なんか温泉っぽくないな。賭場とか無いのかよ。

作 : あるわけなかろうに。その他には…ああそうだ、
釣り堀なんてあるが。

アラン(以下 ア) : OHッ、魚釣りデスネ?

作 : そ、魚釣り。あとはこれといって無いな…。 
近くにお寺があるぐらいか。

ミサ(以下 ミ) : お寺…ちょっと興味あるわね〜。
うふふふ。

作 : …なんか背筋が寒く…(汗)

亜里沙(以下 亜) : いいじゃない、
温泉旅館なんだから一にも二にも温泉でしょ。

舞子(以下 舞) : さんせェ〜。

作 : そゆこと。せっかく来たんだから、ゆっ
くり風呂に浸かってくれよ。

晴明(以下 晴) : 忙しいところを来たのです。
堪能しないと意味がない。

芙蓉(以下 芙) : 御意に。

紗夜(以下 紗) : そうそう、露天風呂があるんですって。
楽しみだなあ。

雪乃(以下 雪) : それじゃあよ、とっ
とと風呂に行こうぜ。

雛乃(以下 雛) : そうしましょう皆様。

さやか(以下 さ) : 賛成です。
実は早く入りたくて仕方がなかったんですよ。

作 : さて、それでは露天風呂へご案内しよう。

(露天風呂 - 脱衣所前)

弦月(以下 弦) : なんやこれ…「お見合い露天風呂」?

紅葉(以下 紅) : ほお…。

桃香(以下 桃) : なんだかおもしろそうね。

猛(以下 猛) : そもそも「お見合い」と「露天」ってものがどう繋がるんだ?

隼人(以下 隼) : 相変わらず脳みそが硬いな。

猛 : ンだとッ?!

マリィ(以下 マ) : お兄チャン達ッ。ケンカはダメだよッ

兵庫(以下 兵) : ケンカするほど仲が良いものなのだ。
わはは。

諸羽(以下 諸) : でもどういう温泉なんでしょうね。

作 : あー盛り上がってるところ悪いんだが。

諸 : どうしましたか?

作 : あとがつかえてるんでね、入るなら早くしなさいな。

京 : そうそう。入るならとっとと入ろうぜ!

雄 : ちょっとまて京一。お前は一体どっちに入ろうとしてるんだ。

京 : へ?

小 : ッたく。お約束のように女湯へめがけて行くんじゃないよ…。

京 : そう言うお前もだ美少年。男湯はあっちだぞ。

(SE : ドカバキグシャ!)

小 : はい、男湯はあっちだよッ!
(言いながら京一を放り込む)

翡 : アラン。貴様もだ。

ア : OH〜、日本語むづかし〜ネ。

龍 : 言っている意味がよくわからん。

作 : はいはい。いいからさっさと入りなさいッ!

作 : さて、これからは彼らの会話をお聞きください。
オレは準備がありますのでね。ふっふっふ。(怪)

(露天風呂 - 男湯)

雄 : ほお…。なかなか立派じゃないか。

京 : 俺のがか?

(龍麻、無言で拳 京一沈黙)

雷 : 京一、相変わらずなんだな。

翡 : 人工知能よりも脳みそが弱い証拠だ。

ア : WOW! これがJapaneseセントーね〜。
グレイトで〜す。

諸 : アランさん。これは銭湯ではなくて、
温泉と言うんですよ。

祇 : まあ、そんなこといいじゃねぇか。ゆっくりしようぜ。

晴 : その通りです。入らないと意味がないですからね。

京 : ッておい御門! お前何すでに浸かってるんだよ!

晴 : 二度は言いません。入らないと意味がない。

京 : いや、俺だって別に見に来ただけじゃねェから、
入りはするけどよ…。

兵 : がっはっは。良い湯だぞ。

龍 : 紫暮…、頼むから二重身(ドッペル)
して入らないでくれ。暑苦しい…。

紅 : ふッ、賑やかだな。たまには悪くない。

猛 : お? 何だ?

隼 : 何首をかしげてるんだ。

猛 : これ、何だと思うよ?

龍 : (覗き込みながら)…なんだこれ、
壁に鳥居がついてやがる。何か祀ってあるのか?

(SE : がらッ)

龍 : うおッ?!

小 : きゃあッ!

京 : なんだなんだ、どーしたんだ一体…って、なんだこりゃ
? 何で鳥居から女湯が見えるんだよ?

小 : びっくりした…。こういう仕掛けになってたんだ…。

龍 : 一体何したんだよ。

亜 : (顔を覗かせながら)こっちに紐があってね。
それを引っ張ったらこうなったのよ。

龍 : なるほど…、だから「お見合い露天」ってことか。

亜 : ………。

龍 : どうした藤咲。

亜 : 龍麻…。相変わらずいい身体してるのね…。後でちょっと…

龍 : 小蒔、紐を離せ。

小 : う、うんッ。

(SE : ぴしゃッ)

亜 : (もう何よ小蒔ちゃん。何も閉めなくなっていいじゃない)

小 : (だって藤咲サン、目の色変わってたよ)

龍 : …危なく食われるところだった…。(汗)

京 : ひーちゃん!

龍 : 何だ京一。

京 : ひーちゃんだけ美味しい思いしやがって…。
俺にも見せろ!

龍 : 醍醐、紫暮。

雄・兵 : 応ッ うなれ(略)不動禁仁宮陣ッ!

(京一再び沈黙)

翡 : やはり奴の頭脳は猿並だな。

紅 : まったくだ。

諸 : 京一先輩…大丈夫ですか?

京 : ちょっとまて。静かにしろ。

龍 : さらっと復活してやがる…。中国に行って耐久性もあがったか。

京 : いいから、黙って聞き耳立ててみろ。

諸 : どうしたって言うんですか?

(一同聞き耳)

マ : (わァ…、亜里沙オネェチャン、胸おっきいんだね。
マリィうらやましい…。)

亜 : (ふふ、マリィちゃ
んも大きくなればこのくらいになるわよ。)

舞 : (でも亜里沙ちゃんってやっぱりモデルさんだよね〜。
スタイルいいな〜。)

亜 : (あら、舞子だっていい身体してるじゃない。)

京 : …たまんねぇ…。

龍 : …悪いこととはわかっていても…。男の性ってのは悲しいな。

諸 : ………(赤)

マ : (葵オネェチャンも綺麗なカラダ…)

葵 : (ちょ、ちょっとマリィ。駄目よ、そんなところ触っちゃ…)

亜 : (葵ちゃんも良い身体してるわねぇ…。
龍麻が惚れるのも無理ないわ)

葵 : (きゃッ、藤咲さんまで…)

京 : ………(ぐぐっ)

龍 : …京一。

京 : なんだひーちゃん、邪魔するなよ。良いところなのに。

龍 : ふぅ…。 秘拳・黄龍ッ!!

(京一三度沈黙)

龍 : (京一の首をつかみつつ)さあみんな、
そろそろあがろうか。

弦 : 師匠…いいつっこみやわ…。

祇 : 先生が鬼のツラになってやがる…。

翡 : いま逆らうのは得策ではないな。従おう。

紅 : 賛成だ…。

(露天風呂 - 男湯脱衣所)

京 : あー、良い風呂だった。温泉の後は浴衣で散歩。
風情があっていいじゃねェか。

龍 : 風情のかけらも知らないお前が言うなよ。

雄 : 全くだ。

翡 : 本当の風情人に失礼だ。

ア : デリカシーの無い男は嫌われマース。

京 : お前には言われたくねェよアラン! ったく…とっとと着替えるか…。

諸 : あれ? 着替えが無いですよ。

京 : 何言ってるんだ諸羽、ちゃんとここに…って、
マジにねェよ…。

祇 : へッ、俺の服が高価だからってぶんどっていくとはいい度胸だ。

晴 : しかし、誰が我々の服を持ち出したのでしょうね?

作 : やぁ、待たせたね皆の衆。

京 : お、ぼんくら作者。

作 : お褒めに預かり光栄の至り。
そんな京一にはこれを着てもらおう。(包みを投げる)

京 : なんだこりゃ…(ごそごそ)…ッ! お、お前ッ! 
俺にこれを着ろと?!

作 : とーぜん。

京 : ば、馬鹿野郎! こんなもの着られるかよッ! 
第一これって…

作 : そう、メイド服だ。

京 : 気でも違ったかてめェ…。

作 : なら裸のままでいるがいい。あ、
ちなみに君達の服は全部しっかりクリーニングに出しておいたから。

京 : …これしか着るものがねぇのかよ…。(汗)

翡 : まちたまえ作者。

作 : どうしたガメゴン。

翡 : …やはり奴は葬るべき…(わなわな)

紅 : 落ち着きたまえ翡翠。君らしくもない。

翡 : しかし…。

紅 : だが、僕も先程の言葉は聞き捨てならないな。「君達」
というのは、一体どういうことだい?

作 : ああ、なんだそういうことか。いやなに、
ここにいる間、君達全員メイドの格好をしてもらおうと思ってね。

紅 : ……ッ!

弦 : 正真正銘のアホや…。

雄 : そんなことって、軽い問題じゃないと思うが…。

雷 : 前々から思ってたンだが、やっぱキチガイだよな、
コイツ。

翡 : それは周知の事実だろう。

龍 : どうしたみんな。早く着ないと風邪をひくぞ。

晴 : その通りだ。

京 : さらっとメイド服に着替えてるんじゃねェよお前ら…。
ちょっとは抵抗しろよ…。

龍 : おっと、ヘアバンドをするのを忘れていた。

京 : ひーちゃん…。(泣)

作 : 全く…。つべこべ言わないでちゃっちゃと着替えろ。
これは作者命令だ。

諸 : ほ、本当に着ないといけないんですか?

作 : そ。みんなが君達のメイド姿を楽しみにしてるんだ。

京 : ありえねェ…。絶対ありえねェ…。

雄 : 龍麻や御門はともかくとして、紫暮や俺には少々
服がきつすぎるのではないか?

作 : 心配するな。文章上では何でも有りにできるからな。

雄 : う、うむ…。

作 : さて、みんな着替えたところで、と。

京 : ちょっとまて…ッてうお! 
いつの間にか着させられてる?!

作 : 作者技「時間の都合」だ。覚えておけ。

京 : くそッ。絶対復讐してやる…。

(1F大広間)

女性陣 : ふふふ…あははは、あーっはっはっはっはっはッ!
(大爆笑)

京 : 笑うなお前等!

小 : ひーひー、だ、だって…あはははは!

葵 : くすくす…ほら小蒔、そんなに笑ったらみんなに悪いでしょ。

亜 : 葵ちゃん、それは酷よ。こんな姿を見ちゃったら…あははは。

舞 : みんなカワイイ〜。えへへへ。

マ : ウンッ。みんなカワイイよ!

雛 : 皆様お似合いですわ。

雪 : 雛、それは最上級のつっこみだな。あー可っ笑しい。

桃 : あはははは、けらけら。

ミ : う〜ふ〜ふ〜、いい記念だわ〜。

さ : あははは。何かの罰ゲームみたいでおもしろいですね。

紗 : けほけほ。そ、それにしても、
どうしたんですか皆さん。

芙 : いっそ哀れでなりません。

京 : い、いろいろ事情があってだな…。それより、
お前等も何でそんな格好してるんだよ。

小 : 作者さんが、みんなに「かわいいからこれ着なさい」って。

雄 : そろい揃って、みんなメイド服か。
作者の趣味がわかるな。

翡 : 全くだ。一体何を考えてるんだ作者は。

作 : 考えるも何も、
こういう展開になりそうだから着させたんだよ。

翡 : 悪趣味め…。

作 : 何を言う如月。先祖がくノ一だからか、かなりはまってるぞ。女装が栄えるな。

翡 : 何だと貴様ッ!

作 : 落ち着けって。禿げるぞ。

翡 : …飛水流奥義、瀧そ

龍 : まてって如月。

翡 : 止めるな龍麻ッ。こやつ、
生かしておいても価値はないッ。

龍 : いま斃したら、服が戻ってこないぞ。

翡 : …くッ。

作 : (しらっと)さてみんな、温泉はどうだったかな?

小 : もう最高! とっても気持ち良かったよッ。

葵 : ええ、本当に。のんびりできて良かったわ。

マ : あんな大きいお風呂、マリィ初めて!

舞 : お肌がつるつるになったよ〜。

雪 : たまにはこういうのも悪くないなッ。

雛 : 心が洗われましたわ。

弦 : 日本の文化! って気ィしたわ。ほんま良かったで。

ア : I Love 温泉デース。

雄 : ふむ、いい骨休めになったよ。

京 : あァ。…これさえ無ければな。

作 : 京一君、まだそういうこと言うかね。
そんな君には被写体権をプレゼントしよう。

京 : 被写体?

(SE : カシャカシャ)

京 : おわッ! なんだこのシャッター音はッ。

杏子(以下 杏) : こんちは、みんな。ふふ、京一〜、
良い格好ね。

京 : げ、アン子!

龍 : 居たのか…、厄災の運び手…。

雄 : しかもご丁寧にメイド服だな…。

杏 : そうよ。作者から今日の話を聞いていたからね。
仕事切り上げて来ちゃったのよ。折角のレアコスチューム、
カメラに納めないと後悔するわ。

龍 : たっぷり後悔してくれて良かったんだがな。

杏 : 何よ龍麻。そんなこと言ってると、寝姿激写するわよ。

龍 : ヤ、それは勘弁してくれ。

作 : さて、みんな揃ったところで、龍麻ちょっとこっちに。

龍 : 何だ?

作 : これを読んでくれ。

龍 : 何々…?

作 : 他のみんなはこれを。できれば綺麗に並んでくれ。

京 : 何なんだよ、一体…。

作 : いいからいいから。

龍 : 「サーノさん、100万HITおめでとうございます。
この快挙は一重にサーノさんの人望の厚さと、
無類の作品の面白さ、
そして何よりサーノさんという人がいたからこそ成し得たことだ
と、オレは思っています。どうかお体をいたわりつつ、
これからも頑張ってください。暴サイトに巡り会えて、
オレは本当に幸せ者です。この奇跡を神に感謝し、サイトの益々
の発展とサーノさんの健康とこれからのさらなる幸福を祈願し、
もう一度お祝い申し上げます。サーノさん、100万HIT、
本当に…」

一同 : 『おめでとうございましたッ!』

(SE  : 拍手大喝采)

作 : みんなありがと。さて、
後は自由に遊んでくれてもかまわないよ。また温泉に入っても良いし、今日は貸し切りだ。存分に宴を催してくれ。

祇 : へッ、そうこなくっちゃ。おい如月、久々に麻雀しないか?

翡 : ふッ、よかろう。壬生、お前もどうだ?

紅 : たまにはいいか。つき合おう。

祇 : 先生もどうだい?

龍 : そうだな…。俺も久々につまむか。

祇 : 良いねェ、それでこそ先生だ。よし、さっそく準備するか。

京 : 俺はおねーちゃんでもナンパしにいくかッ。待っててくれよ、長野美人〜ッ(走)

小 : …あのバカ、メイドの格好のまま外に出ちゃったよ。

雄 : あきれて物も言えないな。

葵 : ふふ、いいじゃない。小蒔、私達は部屋に戻りましょうか。

小 : うんッ。

マ : 葵オネェチャン、マリィもう一度お風呂に入っていい?

葵 : ええ、良いわよ。気をつけてね。

マ : ハーイッ。

舞 : じゃ〜マリィちゃん、わたしと一緒に行こうか〜?

マ : 舞子オネェチャンも? イイヨッ。

亜 : それじゃ、あたしも入ろうかしらね。もっと肌に磨きをかけないとね。うふふ。

紗 : 私もご一緒させてもらっていいですか?

さ : あ、私も…。

亜 : いいわよ。せっかくだから自慢の美容法も教えちゃうわ。

桃 : あ、それじゃわたしもッ!

雛 : わたくし達は小蒔様とご一緒させてもらいましょうか。

雪 : よし、そうするかッ。小蒔に葵、邪魔するよッ。

小 : 大歓迎だよッ。そうだ、みんなでUNOやろうよ!

弦 : わてはどうしようかな…。そや、釣り堀にいってみよか。

ア : ボクも一緒にいいデスカ?

弦 : 当然や。ほな、いこか。

晴 : 芙蓉、私達はその辺りを散歩しましょうか。

芙 : 心得ました、晴明様。

作 : …御門、お前いつの間に普段着に戻ってるんだよ。

晴 : フッ…。陰陽師にこの程度は造作もないこと。

作 : ま、いっか。いっといで。

晴 : では、私はこれで…。

諸 : 僕はどうしようかな。

雷 : よし霧島、オレ様とカラオケなんてどうだ?

隼 : これは人気ロックバンドの歌声を間近で聞くいいチャンスだ。俺も参加していいかな?

猛 : 俺も俺もッ!

隼 : お前の銅鑼声は聞きたくないんだよ。

猛 : 何だと?!

雷 : ハハハ、いいぜ、ついてきなッ。

諸 : はいッ!

兵 : どうだ醍醐、俺たちは寺参りでもしようじゃないか。

雄 : う、うむ…。しかしこの格好では…。

兵 : はっはっは、いいではないか。精神修行だぞ。

雄 : …何か違う気もするが。

兵 : 細かいことは気にするな。さァいくぞ!(どたどた)

雄 : お、おい紫暮、ちょっと待て!(どたどた)

作 : …ふぅ、なんとか終わったな。

(ぽんぽんと肩を叩かれる)

作 : ん? 誰だ? まだ残って…ってなんだ、アン子じゃないか。

杏 : あんた、忘れてるでしょ。

作 : は? 何が。

杏 : (にやり)この中であんただけよ、
メイド服着てないの。
このまま逃げるのはわたしが許さないわよ。

作 : …ッ! あ、アン子、まさか…。

杏 : おほほほほ。人類皆平等に。さあ覚悟なさい。

作 : てめ、作者になんたる態度…。

杏 : 問答無用。

作 : うわ、やめろ、オレはそんな趣味ねぇんだ…って、ちょ、わ、やめ、やめれえぇぇ(フェードアウト)

〜おしまい〜

2003/05/24 奪

知佳魅 光留「ここに登場する『松仙閣』という旅館は実際に存在する温泉旅館です。
お見合い露天風呂も本当に松仙閣にある露天風呂です。
機会があったら立ち寄ってはいかがですか?
ちなみにオレは業者の回し者でもなんでもありません(笑)」2003/05/24 02:04


サーノ「いやーまさしくお祝い! という感じの作品を有難うございました♪ 知佳ちゃんのメイド姿を拝めるのもワタシの人徳と作品のお陰なのネ、と言ってみるとめちゃめちゃヤな感じで嬉しかったです!(笑)
そういうワケで作者の被写体権も希望。(笑)」