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• 杏子「───というわけで、ちょっと質問に答えなさい。」
• 京一「なッ…何が『というわけ』なんだよ、てめェはいきなり！」
• 緋勇「…………どういう…ことだ。」
• 杏子「もうッアンタ達、さっきからアタシの話を聞いてなかったの！？」
• 京一「だから、真神新聞を増刷するとかしねェとかいう話だろ？　何で俺らに関係があんだ？」
• 緋勇「……………。」（同意の頷き）
• 杏子「あーもう、順序立てて話さなきゃならないんだから、バカと話すのは疲れるってのよ…。いい？　新聞の増刷のためには、必要なものがあるわよね？」
• 京一「紙か？」
• 緋勇「……（インクか？）」
• 杏子「バカッ！（バキッ）金と記事よッ！！」
• 京一「ふげェッ…いちいち殴らねェと話せねェのかよッ！」
• 杏子「いちいち細かいわね、男のくせに。…ま、というわけで、アンタ達をネタにするととある所から金が出て、しかもアンタ達で記事が出来る…と一石二鳥なのよ。分かった？」
• 美里「…アン子ちゃん…それって、誰かがお金で、無理矢理アン子ちゃんに記事を書かせようとしているということなの…？」
• 杏子「げッ…み、美里ちゃん…」
• 醍醐「それは聞き捨てならん話だな。学生を使って商売を企む輩がいるわけか。」
• 京一「な、なにィッ！？　アン子てめェ、外道だ鬼だとは思っていたが、そこまで堕ちてやがるとは…」
• 杏子「違うわよーッ！（バシッ）」
• 京一「ッてェーッ！！（どかーん）」
• 杏子「とある所ってのはとある所、これ書いてるあの人からってことよ。」
• 醍醐「書いてる…ああ。成る程」
• 緋勇「……そうか。（なーんだ、おかーさんか）」
• 杏子「自分で質問するパターンも飽きたから、代わりにアタシにやってくれって頼まれただけよ。その代わり、今後この世界で発行される真神新聞の部数を増やして、新聞部の中古パソコンを新しいヤツと替えてくれるんですって♪」
• 小蒔「で…デタラメな話だなァ…」
• 杏子「筆者だから何でもアリなのよ、桜井ちゃん。」
• 美里「そうだったの…。変なことを疑ってしまって、ごめんなさい。」
• 杏子「いいのよ〜生徒会長として心配するの、当然だもんねッ。…でもその代わり、手伝ってよね、みんな。（にやり）」
• 全員「……ううッ。」
• 京一「そ、それでなくても無敵なのに、筆者まで味方につけやがって…」

◆　◆　◆

• 京一「ツキアイゲノムゥ？」
• 杏子「そ、性格診断テストよ。いくつかの質問に答えて、その答から８種類あるどのタイプかを判定するものなの。ちなみにこちらのサイトよ。」
• 京一「さ…サイトウって誰だ？」
• 杏子「それはこっちの話だから気にしないで。（説明したってサルには分かんないもんね。）…じゃ、早速龍麻クンから行ってみましょーか♪」
• 京一「ッたく、下らねェぜ…なァひーちゃん？」
• 緋勇「……いや。」（首振りで否定）
• 京一「へッ？」
• 緋勇（この性格診断とかいうのが、正しいオレの性格をみんなに教えてくれるんなら、もしかしたら「顔がコワくて無口だけど中味はとってもフレンドリー♪」なオレをみんなに分かってもらえるかも知れないもんな！　頑張るぞッ！）
• 京一（ひーちゃんの<<気>>が高まっている…なんでひーちゃん、こんなに乗り気なんだ？　…そ、そうか。サーノちゃんの強引なやり口に怒りを覚えつつも、アン子のために真面目に答えてやろうと思っているんだな…お前ってヤツは…）
• 醍醐（まま、またどうしてそんな切なげに龍麻を見つめるんだ京一ッ！！　せ…性格診断テストと言ったんだよな？　決して恋占いとか、好きな相手が分かるテストではなかったよな？　…ううッ胃がッ）
• 小蒔（なんだかよく分かんないけど、龍麻クンの性格、どんな結果が出るのか面白そうッ。後でボクもやらせてもらおっと。醍醐クンや葵のも見たいな、へへへッ）
• 美里（あ…ど、どうしよう…龍麻君、怒っているみたい…止めた方がいいのかしら？　でも、龍麻君の本当の性格が分かるかも知れないし…やだ、私ったら…龍麻君が嫌がっているのに、こんなこと考えてるなんて…私ったら…）
• 杏子「さ、みんな見事にすれ違ってるみたいだけど、早速第１問、いくわよ！　YesかNoで答えてね。どうしても選べない場合は『どちらでもない』よ。いい？」

◆　◆　◆

そうゆうわけで、今回はアン子ちゃんに色々お任せしまーす。
では占い編にれっつごー。

◆　◆　◆

• 杏子「第一問。『新しい人と知りあうのが楽しみだ』。Yes？　No？」
• 京一「新しいキレイなおねェちゃんと知り合うのは楽しみだぜッ。へへへッ」
• 杏子「YesかNoでって言ったじゃない！（ばしーん）」
• 京一「ぐええッ！（ばたーん）」
• 杏子「それじゃ一応Yesにするわよ！　龍麻くんは？」
• 緋勇「……………Yesだ。」（いつか白馬の王子様…じゃねェ、親友と出逢えるかも知れないもんな♪）
• 京一（…それは、新しい「仲間」ってことなのか？　ひーちゃん…）

• 杏子「第二問、『自分をさらけ出してつきあうほうだ』。ぷッ…二人とも、訊くまでもないわね。」
• 京一「まァ、俺はいつだって自然なままでカッコイイからな。」
• 緋勇「……そうだな。（うんうん。流石京一、自分のカッコ良さをよく分かってるよなー）」
• 京一「…う…(汗)。ひ、ひーちゃんは？（これでYesとは言わねェだろうけど…）」
• 杏子「Noよね、龍麻くん。」
• 緋勇「……………（小さく頷き）」（お、オレだって自分をさらけ出して笑ったりお喋りしたりしたいのに…出来ないんだから、仕方ないよな。でも、さらけ出したいのよホントは！）

• 杏子「第三問、『パーティなど大勢が集まる社交の場が苦手だ』は？」
• 京一「苦手じゃねェな…ってことは、どっちだ？　ええと、得意なんだからYes…じゃなくて、苦手の反対で…？？？」
• 杏子「Noよッこのバカ！（ぱちーん）」
• 京一「げへえッ！（どたーん）」
• 緋勇「…………………Yes。」（好きか嫌いか、なら「好き」って答えるんだけどな〜。）

• 杏子「第四問。『お互いのプライバシーにまで踏み込む話は好きでない』。好きならNo、嫌いならYesよ、京一！」
• 京一「わ、分かったって…プライバシーねェ、相手によるよな。（ひーちゃんのプライバシーなら喉から手が出るほど知りてェんだけどなァ）…まァ、Yesだな。」
• 緋勇「………。」（うーん…お互いのプライバシーまで話せるってことは、それくらい仲がいいってことだよね？　そういうトモダチが欲しいんだけど、京一はそういう話嫌いなんだ…うう、ここでNoって言ったら嫌われちゃうのかな。こ、困ったな…いや待てよ、これはトモダチでもない人とでもプライバシーを訊いたり話したりするのが好きかって意味なんじゃないか？　それはイヤだよな、人として！　うん、自信持って京一と同じ答にしていいんだ！）
• 杏子「龍麻くん？　どっち？」
• 緋勇「…Yesだ。」（きっぱり）
• 京一「う…」（な、何だよ。何で俺の顔を見ながらそんなにハッキリ答えて…まさか、俺がひーちゃんのことを色々知りたがってるから、牽制してんのか？　…ちッ）

• 杏子「次は五問目ね。『悩み事を人に話すことはあまりない』。これは？」
• 京一「男がうじうじ話すのは、見てくれのいいこっちゃねェよな。YesだYes。」
• 杏子「フン、変なトコで古風なのよね京一って。龍麻くんは…悩みどころか何も話してくれないもんねー、アハハッ。」
• 緋勇「……（小さく頷き）」（…しくしく。話せたらガンガン話すのに…）

• 杏子「はい、六問目ー。『人の話にじっくりつきあうほうだ』。京一は全ッ然人の話聞かないわよねー。」
• 京一「てめェの話はいつも下らねェからなァ…」
• 杏子「何よーッ！（ビターン）」
• 京一「げはァッ！！（ズダーン）」
• 緋勇「……Yesだ。」（話せないけど、お喋りに混ざるのは大好きだぜ！）

• 杏子「第七問でーす。『人と一緒にいてもマイペースを崩さない』。」
• 京一「Yes…だけど…つーか…」
• 杏子「何よ、珍しく歯切れが悪いわね。」
• 京一「人に合わせるつもりはねェんだけどよ…最近は、なんかペース崩される連中とばっか知り合うから、調子狂いっ放しなんだよな。」
• 杏子「アハハハッ、そうかもね。」
• 緋勇「……そうか？」（うーん、京一は誰とでも漫才出来て、いつでもマイペースに見えるけどなー。本当は合わせてあげてるだけなのか。優しい奴だもんな…。オレも相手に合わせてるつもりだけど、コミュニケーション下手だから全然うまくいってないんだよね。とほほ。）
• 杏子「えーっと、ということは京一はどちらでもない、龍麻くんはYesってことね。次の質問はっと」
• 緋勇（…え？　オレ、Yes？　えッ、違…あれッ？？）

• 杏子「第八問は、『人から誘われることはあっても自分から誘いをかけることはあまりない 』。」
• 京一「誘うし誘われるぜ。モテるかんな〜俺。へへへッ。」
• 緋勇「……オレは…Yesだ。」（誘いたいのにこの口が〜(泣)。いいな京一は…うう、このテストやってると京一とあからさまに違ってちょっと悲しいな…）

• 杏子「さて、ここからは４択問題よ。よく聞いてね。
  後半戦第一問。『あなたに新しい彼氏（彼女）ができました。昼休み、皆は相手はどんなヒトなのかと、しつこく聞いてきます。次の行動であなたが一番共感できるものは？
  １．ナレソメを赤裸々に、おもしろおかしく話して聞かせる。
  ２．自分のことを話すのは恥ずかしいけど、聞かれたことには差しさわりのない範囲で正直に答える。
  ３．自分のことをあれこれ言うのは、はずかしいので言いたくない。
  ４．話さない。そもそも自分の恋愛に関してなぜ皆、興味持つのかが不思議でしょうがない。』さ、どれ？」
• 京一「まァ…そんなこと話して歩くってのもヤボだよな…３だな。」
• 緋勇「……４だ。」（オレの恋愛話を聞きたい人がいるとは思えないつーか、オレにカノジョは出来んやろ。…しくしく）
• 京一「……。」（何もしなくても人を惹き付けてしまうことを、意識してねェんだもんな…分かってんだか、煩わしいと思ってんだか…ふゥ。）

• 杏子「はい、次は第二問。『会社のメンバーが集まって忘年会をすることになりました。あなたはどうしますか？下記の行動や心境であなたが一番共感できるのは？　…言っとくけど、飲み会じゃなくて何かの集まりってことで考えてよ。
  １．飲み会は苦手。出来たら欠席したい
  ２．気心が知れた少人数で飲むのはすきだが、大人数は実はちょっと苦手
  ３．普段話さない人ともしゃべれるいい機会なので行きたい
  ４．行く行く。体調悪くなければ行きます』」
• 京一「へへへッ、そりゃまァ４だな。飲み会に行かねェなんてつまんねェもんなッ。」
• 杏子「だから酒の飲み会じゃなく考えろって言ったでしょーッ！（びたーん）」
• 京一「がはァッ！（どしーん）」
• 緋勇「…………１。」（オレ、酒はそんなに得意じゃないしなー。って言ったら、オレもドツいてもらえるのかな…な、なんてね。）

• 杏子「第三問よ。『友達が悩んでいるようです。それもかなりヘヴィ級の悩みのようでため息をついてばかり。口を開くと今にもグチがこぼれ落ちそうです。下記の中であなたの行動や心境に一番近いものは？？
  １．こちらから声をかけ、話を聞いてあげる
  ２．頼まれれば話を聞いてもよいが、愚痴も長くなるとイライラするので、できれば避けたい
  ３．気がつくとなぜかこのテの聞き役にまわってしまうことが多い
  ４．結局のところ、みんな悩みは自分自身で解決するしかないと思うので、話は聞きたくない』。選んでー。」
• 京一「…溜息ついたり、分かりやすい悩み方してるヤツなんかどーでもいいんだけどなァ…。顔に出さないヤツが一番心配…あ、いやその…だからよ、そういう連中の悩みなんて、結局自分で何とかするしかねェんだよな。４だな、４。」
• 緋勇「………１だ。」（えーと、悩みはオレでいいなら聞きたいから、２と４は違うな。オレに何か相談してくる人なんていないから、３も違う…やっぱ１だよな。）
• 杏子「ふうん、龍麻くんってもっとドライかと思ってたけど、結構優しいのね。」
• 京一「バカ言え、ひーちゃんは仲間思いなんだぜ。いつもみんなの様子に気を配ってるもんな。」（それは…＜闘い＞のためだけ…じゃねェよな？　そうなんだよな、ひーちゃん…）
• 緋勇「……。（頷き）」（ほ、ほ、ほら！　ちょっとアン子ちゃんに見直してもらえた！　やっぱやって良かったな、ツキアイゲノム♪　しかし何でこんな怪獣みたいなっつーかバルタン星人の弱点みたいな名前なんだ？　このテスト。）

• 杏子「ここからまたYes・No問題に戻るわよ。『思ったことは、言わないと気が済まないところがある』。Yes？　No？」
• 京一「別に気が済まねェってこともねェけどな。」
• 杏子「何言ってんの、アンタなんかいつだって一言多いじゃない。Yesね。」
• 京一「おい、勝手に決めて書くなよてめェ！　ちッ、そんなんだからオトコいない歴18年なん」
• 杏子「うるさいわねーッそれが一言多いってのよ！（ズガッ！）アタシは報道に命かけてんのよッ恋愛に走るヒマがないだけよーッ！」
• 京一「ぎょへーッ！！（どさッ）」
• 杏子「ッたくもー。龍麻くん、どっち？　Noだとは思うけどッ。」
• 緋勇「……あ、ああ。…Noだ。」（…それにしても、いつ見ても激しいドツキ漫才だなァ…面白いけど、京一大丈夫かな。後で回復薬渡した方がいいかも…）

• 杏子「第二問、『自分は人から見て「わかりやすい性格」だと思う』。」
• 緋勇「………Noだ。」（オレは無口ムッツリの怒りんぼじゃないんだッ。フレンドリーなんだッ。）
• 杏子「そーよね。龍麻くんの性格ってイマイチ掴めないのよね。」（だからみんな、そのポーカーフェイスの下で何考えてるのか知りたいって思っちゃうのよね。このテストの結果を載せたら売れるわよー新聞。ふっふっふ。）
• 京一「うげッ…口の中切れたじゃねーかよチクショウ…」（今起きあがった）
• 杏子「そんな細かいこと気にしてないで、とっとと答えなさいよ。」
• 京一「こ、細かいってお前なァ…ちッ。えーと、質問何だ？　わかりやすい性格？　俺だってこう見えて、色々複雑な…」
• 杏子「アンタは充分わかりやすい性格よ。Yesっと」
• 京一「おいアン子ッ！　…まァいいけどよ…全く、俺が答える意味あんのかよ？　コレ。」

• 杏子「三問目、『初対面の人とでもすぐに打ち解けてしゃべれる』。」
• 京一「まァ、Yesだな。」
• 緋勇「……Noだ。」（半年経ってもまだ上手く喋れません。しくしく。）

• 杏子「第四問…これで、後半分ね。『人の様子によく気づくほうだ』。」
• 京一「まだそんなにあんのか…『人の様子』ねェ…まァな。誰でもじゃねェけど…な。」（ちらり、と緋勇を見る）
• 緋勇「………Noだ。」（オレ、ニブイからなー。）
• (サ)「ホンット、ニブイよね。」
• 京一「…な、何だ？　今の声ッ！？」
• 緋勇（あれ？　おかーさん？　何だよ、出てこないって言ったクセに…えへ、嬉しいけど。またツッコまれちゃった♪…でも何でツッコまれたんだ？？）

• 杏子「気を取り直して第五問。『相手に遠慮しすぎて親しくなりにくいところがある』。」
• 京一「そーゆーのはねェな。遠慮なんて、し過ぎると却って気を遣わせるもんだしな。」
• 杏子「アンタはもー少し遠慮を覚えなさいよッ。」
• 緋勇「………どちらでも…ないな。」（オレが親しくなりにくいのは遠慮してるからじゃないんだけど、だからって京一と同じくNoって答えるのも変だよなあ…）

• 杏子「第六問、『人からよく相談されるほうだ』」
• 緋勇「……Noだ。」（しくしく…。なんか全然オレってダメだなァ…）
• 京一「ま、Yesだな。後輩にもクラスメートにも慕われてっからなー俺。」
• 後輩「先輩、京一先輩ッ！」
• 京一「お？　何だ、噂をすれば新部長じゃねェか。何か困ったことでもあんのか？　俺に任せてお…」
• 後輩「何言ってんですか、先輩の防具いい加減引き取ってくださいよ！　全く、全然部活に顔出さないまま荷物も置きっ放しなんだからッ。引継終わってからまで、後輩にいつまでも迷惑かけないで下さいね！」
• 京一「……………。」
• 杏子「アハハハハッ！　見事に慕われてるわねー京一ッ！」
• 緋勇「……（頷き）」（後輩とも漫才してるな〜。ほんと気さくな先輩だったんだろーな、京一。）
• 京一「う…」（な、何だよひーちゃんッそんな蔑んだよーに頷くなんて…ッきしょー！）

• 杏子「第七問、『わりと本音とたてまえを使い分けるほうだ』」
• 京一「No。イチイチそんな面倒なことはしねェな。」（つーかこんなのYesって言えねェよなァ…(苦笑)）
• 緋勇「……Noだ。」（使い分けようにも、どっちも出ません。アハハ…ふう(泣)）

• 杏子「第八問は、『内面的な話をよくするほうだ』」
• 京一「これもNoか。そういうのって、女が好きそうだよな。」（ひーちゃんとなら、そういう話もしてみてェけどな…）
• 緋勇「……No。」（だから内面も外面も話自体が…チクショーッ）

• 杏子「はい、またここから４択です。『あなたは自分の感情をストレートに表現するほうですか？ふだんのあなたの行動に一番近いものは？
  １．感情を素直に表すので、人との距離を縮めるのが得意
  ２．思ったことをストレートに言いすぎて失敗することがある
  ３．感情をあまり表に出さないので、人と親密な感じになりにくい
  ４．あからさまに本心を悟られるような行動はあまりしない』。さ、どれ？」
• 京一「ま、１だな。」
• 杏子「アンタは２でしょ。余計なことまで言っては殴られてんじゃない。」
• 京一「殴ってんのはお前だろーが！　ヒトゴトみてェに言うなよッ！」
• 緋勇「………。」
• 杏子「アラ、龍麻くん？　どうかした？」
• 緋勇「……いや。……３……だ。」（…感情をあまり表に出「せ」ない、なんだけど…やっぱ、そのせいで親密になれないんだなオレは…）
• 京一「……。」（…俺達の前で４とは答えにくいだろうな、やっぱり。でも、本当は…）

• 杏子「二問目行くわよ。『仕事で、はじめて会う人がいます。下記の中であなたの行動や心境に一番近いものは？
  １．初めての人と話すのは苦手。必要最小限のことだけ話して切り上げる。
  ２．仕事なのでがんばって話すが、あとでどっと疲れる
  ３．少し緊張はするが、自分から打ち解けるよう積極的に働きかける
  ４．さほど緊張しない。どんな人か楽しみ』。仕事ってのは適当に解釈してね。」
• 京一「まァ…４か。楽しみってほどでもねェけど、苦手でもねェし疲れも緊張もしねェだろうし。」
• 緋勇「……１だ…。」（…このテスト、オレの欠点がどんどん指摘されるばっかりじゃないかー。うええん。）

• 杏子「三問目ね。『同僚が取引先から高級レストランの無料食事券をもらってきました。前から行ってみたかった話題のお店です。しかしペア券が一枚だけなので、チームの誰がもらうかが問題です。下記の行動であなたが一番共感できるのは？
  １．とりあえず手をあげる。ほしいことを主張しないとソン。
  ２．がっついて見えないよう黙っているがほしいオーラを出して無言でアピールする
  ３．自分は一歩引いて遠慮してしまう。言い出せない
  ４．自分もほしいけど場を丸く収めるためジャンケンやくじ引きを提案』。言っとくけど、食事券なんか要らない、なんて答はナシよ。」
• 京一「そりゃ、欲しいなら欲しいって言うに決まってるけど…。欲しい人が多かったら、ジャンケンで決めようぜ、くらいは言うよな。そういうのは１か？　４か？」
• 杏子「そーねェ…４の場合は、欲しいかどうか関係なく、不公平がないようにしようって意味だと思うから、１でいいんじゃない？」
• 緋勇「……３だ。」（言えるワケないし、オレが「欲しいオーラ」なんか出したらみんな怯えるかも知れない…）
• 美里「龍麻君…」（龍麻君が決めてしまったら、誰も「自分も欲しい」なんて、言い出しづらいものね…だから、いつも黙っているの？　だとしたら、何て悲しい事かしら…）

• 杏子「はい、またここからYes・Noで答えるのよ。」
• 京一「ま、まだあんのかよ。長いテストだよなァ、うざってェ…ひーちゃんもそう思うだろ？」
• 緋勇「……（頷き）」（うざくはないけど…もう終わりたい…しくしく）
• 杏子「まァまァ、あとちょっとだから。『必要なことなら言えるが、用事が終わるとしゃべることがなくなってしまう』。Yes？　No？」
• 京一「何だそりゃァ。別に話すことがなくなったりはしねェけどよ…No…だよな。」
• 緋勇「……Yes。」（もーいーよ。しつこいよーだけど、喋れないんだよ必要なこともッ！）

• 杏子「第二問、『元気のない人や落ち込んでいる人を見ると放っておけない』ってのはどう？」
• 京一「どっちとも言えねェなー。誰でも放っておけないんじゃなくて、放っておけないヤツがいるだけだからな。」（と、また緋勇をちらり）
• 緋勇「……オレも…どちらでも…ない。」（放っておけないんだけど…前にそれで、京一に「放っとけ」って言われちゃったし。オレが余計なことしても…）（と、京一を見る）
• 京一（えッ？　ひーちゃんも俺と同じなのか？　人によって気にかけたりどうでもいいと思ったりしてるのか？　…俺は？　俺はどうなんだ、ひーちゃん！）
• 杏子（…何でコイツらって時々妙〜に睨み合ってんのかしら。昔懐かしのキック・オフ？　うわッ、怖〜！）

• 杏子「まァいいわ、第三問ね。『暇つぶしにどこかに出かけたいとき、声をかけられる知人がたくさんいる』？」
• 京一「何が『まァいい』なんだ？　…まァ、たくさんってのがどれぐらいか分かんねェけど、数人いりゃいいんだろ。でも暇つぶすのに、ダチに声かけたりしねェけどなー。」
• 杏子「じゃ、アンタ暇なとき何してんの？」
• 京一「そりゃ、ひーちゃん家にいくか、駅前辺りでナンパするか…」
• 杏子「どっちにしろロクでもないわね…。龍麻くんは？」
• 緋勇「……Noだ。」（はいはい。くどいようですが声をかけられないです。フン。）（←人知れずヤサグレ中）

• 杏子「第四問、『自分の生い立ちや、これまでの体験を人に話すことはめったにない』？」
• 京一「そんなもん、話すことでもねェからな…。」
• 緋勇「……Yes。」（話したくても話せませんよーだ。へーんだ。）（←完全にグレ中）

• 杏子「第五問、『面倒見のよいほうだ』。」
• 京一「俺、そういうの嫌いだし面倒くせェんだけどよ…気が付くと、なんかガキのお守りする羽目に陥ってたりすんだよな…？」
• 杏子「アハハ、なんだかんだ言ってお人好しなのよね。」
• 京一「……ちッ。」（憮然）
• 緋勇「……そうだな。」（京一は面倒見いいよ！　オレのこと、こんなに気にかけてくれるし家にも来てくれるし。イイ奴だよなホント…）
• 杏子「で、龍麻くんは？」
• 緋勇「……どっちでも…ないな。」（オレだって子守とか、出来るならしたいんだけどね。子供はオレ見て泣くからな…）
• 京一「…だよな。」（好きで俺達の面倒をみてるワケじゃねェ…ってことか…ひーちゃん…）

• 杏子「第六問ね。『よく知らない人と話すときはとても緊張する』？」
• 京一「別にしねェ。」
• 緋勇「……Yesだ。」（よく知ってる人と話すときも緊張して練習して力込めて一生懸命話してるっつーの。）
• 醍醐「確かに龍麻は、一言一言、注意深く話すな。京一、少しは見習ってはどうだ。」
• 京一「うるせェなッそーゆーお前だって一言多いじゃねーかよッ！」
• 小蒔「アハハハッ、京一に言われたくないよねー醍醐クン！」

• 杏子「第七問、『周囲の人が何を思い何を考えているかなど、あまり関心がない』？」
• 京一「ねェな…」（俺が、何を思い何を考えてるか知りたい人間は、たった一人…）
• 緋勇「……Noだ。」
• 杏子「えッ？　意外〜！　龍麻くんて周り気にしてたんだ。そういうの超越してると思ってたわ。」
• 緋勇「……。（ぶんぶんと首振り）」（違うよー！　そんな風に思われてんのかオレ！　で、でも、またちょっとアン子ちゃん、見直してくれたのかな？　えへへッ。ちょっと立ち直ったぜ♪）
• 京一「………。」（そうだよな…ワンマンで仲間を率いてるように見えるけど、コイツはいつでもみんなの意見を聞いてから判断を下してる。コイツなりに、仲間達の気持ちを考えてるんだよな。敵を斃すことだけを優先してるワケじゃねェんだよな…）

• 杏子「はい、また４択よ。あと３問だから頑張ってね。『朝、出社して同僚にどんな挨拶をしていますか？　同僚ってゆーかクラスメートね。
  １．あまりあいさつしない
  ２．無視はしないが、簡単なあいさつの言葉を発するくらい
  ３．向こうが気がつかなくても、こちらから必ず声をかける
  ４．あいさつついでに二言三言話しかける』。どれ？」
• 京一「うーん…まァ、３だよな。」
• 緋勇「……２だ。」（挨拶ついでに話すか…なるほど。今度は「おはよー」だけじゃなくて、思い切って「今日は寒いねー」とか「今日のテスト、ヤだよなー」なんて続ける練習してみようかな。）

• 杏子「『チームの中であまり主張できないメンバーがいます。いままで気がつかなかったのですが、気がつくと面倒な仕事を押し付けられてゲンナリしているようです。下記の中であなたの行動や心境に一番近いものは？
  １．なんとか助けてあげたいと考えるし、何らかの対処行動をとる
  ２．ヘンに助けても自主性が育たないのでほおっておく
  ３．気になってしかたがないが、どうすることもできないが、とくに自分からは働きかけない
  ４．わかってはいても、つい便利に使ってしまう』。さ、どれにする？」
• 京一「うーん…まァ、本人の問題だよな、そんなのは。２ってトコだろ。」
• 緋勇「……１…だ。」（話しかけたりは出来なくても、仕事手伝うくらいならきっと出来るもんな。京一みたいに男らしく割り切れる人はいいんだろうけど、オレみたいに女々しいと気になっちゃうんだよね〜。）
• 杏子「へー、これも意外な感じ。結構龍麻くんて、仲間の和を大事にする人なのかしら？」
• 緋勇「………そう…したいと…思ってる。」（うんうん、そうなんだよ！　分かってくれたんだアン子ちゃん！　オレ、フレンド第一主義なんだよー！）
• 京一「…だよな。ひーちゃんは、仲間のこと大事にしてるよな。」（そうしたいと思ってる…か。それは義務感からか？　違うよな。心から仲間を大事にしたいと思ってるんだよな？　そうだって言ってくれ…）

• 杏子「いよいよ最後の質問よ。『あなたは職場の人間関係でかなり深刻に悩んでいます。ふだんのあなたはどんな対応をとっているでしょう？
  １．信用のできる上司に洗いざらい話して、解決策を相談する
  ２．仲の良い友だちに愚痴って気分転換する
  ３．どこで人に漏れるかわからないから、だれにも言わない
  ４．人に話しても解決しないから、話そうとは思わない』。さて、どれ？」
• 京一「人間関係ねェ…よく分かんねェなァ。そんなもんで悩んだことねェし…」
• 杏子「サラリーマンになって、直属の上司が犬神センセだったと想像してみれば？」
• 京一「げッ、犬神！？　………速攻社長に交渉して別の仕事に代えてもらうッ！」
• 杏子「しょーのない答ね…１ってことね。龍麻くんはどう？」
• 緋勇「………４だ。」（今でも人間関係とっても悩んでるけど…オレの欠点を直せば解決する悩みだもん。つーか、相談も愚痴も出来るんなら悩んでないっつの！）
• 杏子「フフ、これは龍麻くんらしい答ね。」
• 京一「…ちッ。」（どうして誰も頼らねェんだよ…あれだけ、仲間のことを考えてるのに。お前にとって仲間とかダチってのは、やっぱり「護るべきもの」であって、対等にはなれねェってことなのか…？　なァ、ひーちゃん…！）

• 杏子「はい、終わりー。これらの答を入力して、二人のタイプを割り出してみるわね。ええと…」
• 京一「………。」（ごくり）
• 緋勇「………。」（どきどき）

• 杏子「はいッ。龍麻クンはやっぱりねーのタイプ８、京一は意外にもタイプ６でしたー♪」
• 京一「何だ、その６だの８って。」
• 杏子「最初に説明したじゃない！（ばちーん）　テストに答えると、８タイプある人間像のどれに当たるかが分かるのよ。
  ってことで説明するわねー。まずは龍麻クン。タイプ８は『岩を砕く波のような冬の稲妻。私は私、ヒトはヒト。自分だけの世界観を持つ人です』だって。アハハッ、ホンット当たってるー！」
• 緋勇「…………。」（…ガーン…ち、違…オレは…）
• 杏子「自分の個性／信念に基づいて行動する。タフガイ。周りのヒトがなにを言っても動じません。ホーラね。」
• 京一「う…す、凄ェ、当たってるぜ…」
• 緋勇「……。」（ど、動じてるっつーの！　心の中ではこんなに動じて七転八倒してるっつーの！　うえーん！）
• 杏子「『必要以上にへりくだったり威張ったりしません』てのは合ってるわね。『気を遣われすぎるのも苦手』…ふうーん、そうなの？」
• 京一「…あァ、確かにな。ひーちゃん、人に気を遣わせるの好きじゃねェよな？」
• 緋勇「……ああ。」（そりゃもーその通りだけどさ。オレの周りっていつもオレのこと気にしてオドオドしてて…さみしかったよなあ。今はみんな割と普通に接してくれてるもんね♪）
• 杏子「『評価のポイントは「プロセス」はなく、結果のみに集中したほうがフェアだと考えがちです』だって。ちょっと分かる気もするけど。」
• 緋勇「…そうだな。」（意味分かんないけど、終わり良ければ全てよしって意味だよな？　うん、オレもそう思う。でも、何でそこに金貸し会社の名前が出てくるんだろう？）（←そらプロミスやがな！by(サ)）
• 京一「……。」（やっぱそうなのか…お前にとって、一緒に闘う人間が誰でも、どう思ってても、最後に勝っていればいい…そうなのか…？）
• 杏子「『実力主義は望むところ』とか『責任感強く、こだわり派』『もくもく、こつこつ。不言実行』なんて合ってるわよねー。『無意味な集まりとかが嫌い』ってのも、そんな感じよね。あ、あと『言われがちな短所』がね、『意外につきあいが悪い』『お前、ホントにココロからそう思ってるか？』だって！　アハハッ、耳が痛いんじゃないー？　龍麻クン！」
• 緋勇「…………………。」（ガーン…）
• 京一（背中が強張った…図星だったのか？　…ホントに心からそう思ってるか、か…。確かに痛てェトコだよな、お前には…）
• 緋勇（…心から…心から思ってるもん…思ってるけど、顔に出せないんだもん…つきあいも悪くなんか…心から…オレ…うう…）
• 京一「おいおい、ひーちゃんは結構つきあいはイイぜ？　オレがナンパに行くと言えば付き合ってくれるしよ、ラーメンに誘っても断ったことねェし。なァ、ひーちゃん？」
• 緋勇「……。（頷き頷き）」（お、応ッ！　そーだろ？　そーだよね？　ああ、やっぱ京一は解ってくれてるー！！　ビバ京一！　それでこそオレの親友（但し片想い）だぜー！）

• 京一「…で、俺のはどういう結果だったんだよ。」
• 杏子「ん？　ああ、時間なくなっちゃったから自分で見ておいて。それじゃ、アタシこの結果をまとめなきゃなんないから、これで失礼するわね。桜井ちゃん、美里ちゃん、醍醐君、龍麻君、協力ありがとね。じゃねーッ」
• 京一「おいッてめーアン子ッ…ちッ。えーと、何々、タイプ６は…人前ではいつもスマートに…どんな場面でも雰囲気を読みとって…？　…面倒くせェな。もーいいや（ポイッ）」
• 小蒔「おっと、どれどれ…『誰とでもスムーズに会話できる』『けなされてもへこたれない』は合ってるけど要領は悪いよね、アハハ！　欠点が『ホントにやる気あるの？』だって、アハハハッ当たり当たりーッ」
• 醍醐（ふむ…意外に仲間意識が薄い所や、冷めている部分があるというのは、当たっているな…悩みも、人に言わずに解決しようとするし、なかなかあなどれん占いだな…）
• 美里「京一君は、仲間の事を大事にしてるのに、口ではクールな振りをして、わざと悪く言うのよね。うふふ、当たっているようでもあるし、当たっていないような感じもするわ。」
• 京一「な、何だよそりゃァ…」（ちッ、美里も結構痛いとこついてくるよなァ…）
• 小蒔「えー？　葵ったら京一のコト買いかぶり過ぎだよ。『フリ』も何も、そんなフクザツな事出来るワケないって。」
• 醍醐「ハハハッ。まァ、そういう事にしておこう。」
• 緋勇（うん、京一は腹黒くなんかないし、仲間思いな奴だぞ。…うーん、こうやって見ると京一も、悪いところは全然当たってないな。そーゆー占いなんだ、良かった、ちょっと気が楽になったぜ♪）
• 京一「ちッ…まーいいや何でも。喋り過ぎてハラ減っちまったぜ。今日は鍛錬中止にしてよ、いつものトコに直行しようぜ。」
• 小蒔「さんせーい！」
• 美里「うふふっ」
• 醍醐「たまにはそれも良かろう、なァ龍麻。」
• 緋勇「…ああ。」（応よッみんな！　えへへ、結果がどうでもみんなと一緒だもん、何でもいいや♪）

◆　◆　◆

　如何でしたか？　緋勇のタイプ８、京一のタイプ６は、キャラミル研究所でじっくり読んでみてやって下さい。結構ウケまっせー。
ちなみに、美里は７、小蒔は２、醍醐は３、アン子も２になりました…ええ、爆笑致しました。

　オマケ：
折角なんで、この結果を「マイレポート」にしてみました(笑)
緋勇龍麻の結果としてこちらに載せてあります。
今回の出演者全員のコメントまで付けてみました(爆)
　完全なお遊びですので、一定期間が経ちましたら消去します。今のうちに眺めてやって下さいませ(^^;;)

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