「あーッアニキーッ!! アーニーキーッッ! めっちゃ逢いたかったーッ!!(抱きつき)」
「……弦?」
「もー去年は見つけられへんかって寂しかったわー(もう一度抱きつき)。毎年アニキに新年のご挨拶するんは、ワイの大切な公式行事(?)やのにッ!」
「……済まん。」
「いやいやアニキが悪いんちゃうて、悪いのはみーんなサ(以下検閲削除の上ジハード×3。)」
「………弦月…。……大丈夫か?」
「うう…キレイな川と、向こう岸にオカンが見える…あ、アニキ、さ、最期に、ひとこと言わしてェな…」
「……なんだ。」
「申年には…あ…赤い下着を履くと…病気せーへんねんで…や、病が『さる』いうてな…へ、へへ…」
「………………………。」
「う゛…さ、最後まで…ウケへんかったか…うう…こ、このままでは、死んでも死にきれへん〜。しくしく」
「…………弦…これ…。」(と、牛黄丹×5を渡す)
「……………うおー復活! アニキ、おーきに! 牛黄丹持ってはったとは流石アニキ、用意がエエな。いやー牛いうたらアレやね、最近BSE問題が世間騒がしてますわね。(←突然漫談口調)」
「……ああ。」
「さっき言うた赤い下着やけど、アレではBSEは防がれへんやろねー。何でか解らはる?」
「………。」
「相手が牛だけに、赤いもんには向かってくるさかいな! ああ怖!」
「………………。」
「…………………。」
「………………。」
「……ふふ…エエねん。ワイも今回はちょお弱いかなー思うててん。さよならアニキ…また来年…くーッ来年こそーッッッ!!」(ダッ)
(わー待って待って弦月! つーか「病がサル」はともかく、何で赤くなくちゃいけないんだ? サルの尻が赤いから? でもサルに似せたいんなら茶色でも良くねェ? それともその話、風水かなんか混じってる? そっちの謎が気になって笑うに笑えないんだよー!!)
それと某牛丼屋がBSE問題で潰れそうなのも心配だしなーと、相変わらず余計なことばかり考えては周囲との溝を深めている緋勇であった。
◇ 完 ◇
2004/01/23 Release.